WGPライダー『中野真矢』

xxshigexx2005-03-18

結婚してからWGPを見るようになった。
ライダーの事等は良く知らなかった。
ただ漠然と日本人ライダーを応援していた。
そんな私だが、1999年、WGPの250ccクラスを見ていた時の事。
一際目を引いたのは『chester field』カラーのバイク。
しかも、かわいい『目玉ヘルメット』。
その時はまだ、日本人なのか外国人なのかは解らなかったが、
その「かわいい目玉ヘルメット」のライダーを応援していた。
そのライダーがインタビューを受けているのを見て、
初めて若い日本人だという事がわかった。
名前は『中野真矢
笑顔の可愛い顔をしていて、礼儀正しい爽やか好青年。そんな印象だった。
2000年、またWGPの季節がやってきた。
その頃には、ライダーの顔と名前が一致するようになり、
どのライダーがどこのチームか把握できるようになっていた。
私は、前年同様、「かわいい目玉ヘルメット」の中野選手を応援していた。
優勝回数も多く、インタビューも多くなっていた。*1
やっぱり礼儀正しく、好感が持てる。
そんなシーズンの後半、もてぎでの事。
加藤大治郎」選手との激しいバトル。
中野真矢選手は加藤大治郎選手を一度も捕らえる事が出来なく
レースに負けてしまった。
日本でのレース。どうしても勝ちたかったのだろう。
ピットに戻った中野選手は、ピット内にあったごみ箱を蹴り、
座り込んで泣いているという映像が流れた。
インタビューでも涙をこらえて、口元を震わせながらでも
必死で答えようとしている中野選手。
私の勝手なイメージだけど、穏やかな人だと思っていたので、
悔しさを噛締めている姿を見た時に胸が痛かった。
やっぱり、レースをやっている人。闘争心はかなりの物なんだろうな…
そんな中野選手を見たとき、なんかカッコ良いなと思った。

*1:この年は、惜しくもランキング2位でした